『ロゼッタと小さなベーカリー ~幸せを呼ぶ女神みならい~』を終えて。
この記事では『ロゼッタと小さなベーカリー ~幸せを呼ぶ女神みならい~』の制作に関するあれやこれやを書きます。
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この作品は昨年のM3秋が終わってからすぐに取り掛かりました。
本当はストックにあるコメディタッチな作品を書く予定だったのですが、
この記事で触れているように、メンバーの柚子さんとタッグを組んで久しい(『ファミリエストア 常盤通り二号店』http://irohacarta.velvet.jp/familiestore/ 以来)なぁと思い、そろそろ「いっちょここいらでやってみるか!」と。
『ファミリエストア 常盤通り二号店』では私の色に合わせていただいたので、今回は柚子さんのイラストに寄り添ったお話にしようと子どもに読み聞かせできるような童話風ボイスドラマを創りました。
今回の作品は、以前制作した『トロイメライの森』 http://irohacarta.velvet.jp/traumerei/ と同じように難しい言葉を避け、音の情報を最低限に抑えた引き算を意識しました。
皆様の耳にはどう届いたでしょうか。
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キャラクターについて
【ロゼッタ】 CV:吉田 ひるねさん
作中でもあったように『ロゼッタ』というパンが由来です。
プロット段階では『トリハ(もしくはトレハ)』だったのですが(こちらもパンです)、変化球すぎて覚えにくいかなと思い、聴き馴染みがありそうな『ロゼッタ』を採用しました。
応援したくなるようなキャラクターにしたかったので、何事にも一生懸命で元気いっぱいの小さな女の子にしました。
ちなみに台本の表記は全て平仮名で、読みにくそうな所は()で漢字を入れていました。
【ジョージ】CV:犬神あうさん
素朴な感じを出したかったので、とにかく平凡な名前にしました。
家を開けている母の代わりにベーカリーを開くほど、家族想いで優しい男の子……という設定は、プロットではありませんでした。
優しい男の子ではなく、ツンデレな男の子を予定していました。
今思えば、アヴィと被りますね;
【アヴィ】CV:琥遥ひよりさん
アヴィは偶然見つけた魔女の名前を略して付けました。
ロゼッタがまっすぐで純粋な子なので、反対に素直じゃない女の子にしました。
憎めない感じが良く、ロゼッタとまた違った可愛さが好きです。
【クー】CV:日下稔さん
カラスを調べると「クロウ」「クレーエ」などが出てくるのですが、あまり長いのは良くないなと思い、二文字にしました。
マスコットキャラクター的な存在なので、ちょっとおバカで可愛い感じに描きました。
アヴィとの掛け合いは描いてて楽しかったですね。
エキストラの皆さん
イヅカさん/KKさん/河野トリさん/紗倉妃芽さん/武川鈴子さん/ナツイチさん/松永みとせさん
エキストラの皆さんがいることでお話作りに重要な世界観が出来上がると考えています。
個性的なキャラクターを演じていただき、ありがとうございます!
どなたも欠けることなく、一緒に作れたこと、とても嬉しく思います。
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『トロイメライの森』に倣って多くを語らずにいようと思ったのですが、わりと書いてる気がします 笑
ふんわりとした世界観があるのですが、皆様のご想像にお任せしますということで、そろそろ終わっておきましょうか。
今回もたくさんのキャストさんに支えられ、完成に至りました。
本当にありがとうございます。
キャストさんの素晴らしい演技に聞き入って、作業が進まないことも稀ではないです。
実は、関係者の皆様には完成品をお渡しするのですが、過去最多の手渡しでした。
お伝えしたいことがあるのに上手く言葉が伝えられず、「ありがとうございます!」しか言えてなかったと記憶しています。すみません 汗
お会いできなかった方もいたので、また機会があればご挨拶したいです。
スタッフの皆さんもありがとうございます。
今回は少ない人数だったので、どうなるかと思っていたのですが、可愛い作品が完成して良かった;
初めてグッズも作れたのはとても嬉しかった!
そして、スタッフ・キャストの皆さんに宣伝のご協力もいただけて、いつも助けられています! ありがとうございます!
振り返ると今回はいつも以上に宣伝できなかったなぁ。反省点です;
宣伝ってホント難しいです; タイミングや文面が……。
いろはカルタの苦手な分野なので、広報が上手いサークルさんはとても尊敬しています……。
(ちなみに、私個人はキャラクターの説明文とあらすじも苦手です; とても時間がかかります……)
そしてそして、聴いてくださるリスナーの皆様。
ブースにまっすぐ来てくれるお姿、「ロゼッタと小さなベーカリー、ください」「新刊(新譜)(新作)ください」と言ってくださること、とても嬉しく思います。
(旧作も嬉しいです!)
感想を頂く機会も増えてきたと感じています。「最後まで聴いた!」だけでも飛び上がるほど嬉しいです。ありがとうございます。
皆様にまた聴きたいと思っていただけるよう、これからも面白い作品を創っていきたいと思っています。
それでは、この辺で。
また別の記事でお会いしましょう!
2019.10.29 香坂 真結